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弁護士による過払い金返還請求@東京

Q&A

過払い金返還請求を依頼した場合、いつもらえますか?

  • 文責:所長 弁護士 石井浩一
  • 最終更新日:2022年4月27日

1 過払い金はすぐにもらえるのか

過払い金の請求を検討している方の中には、直近でお金が必要な状況にあるという方もいらっしゃいます。

では実際のところ、過払い金請求の依頼をすると、どのくらいの期間でお金を受け取れるのでしょうか。

ケースによるので一概には言えないものの、早い場合は依頼から2~3か月、遅い場合は1年くらいということが多く、また、早期に返還してもらう場合には金額面で妥協する傾向があると思います。

2 過払い金返還のために行うこと

過払い金を請求するためには、まず過払い金がいくらあるのかを確認しなければなりません。

そのためには、貸金業者が保有している取引の履歴の取り寄せが必要です。

業者がすぐに送ってくれればよいのですが、2、3週間ぐらいを要するのが通常かと思います。

次に、取り寄せた取引履歴をもとに過払い金の計算を行います。

取引履歴をもとに再計算する作業となるので、数日から1、2週間程度要することが多いかと思います。

こうして算出された過払い金を、いよいよ貸金業者に請求します。

3 貸金業者との交渉

こちらの請求に対する回答は、おおむね1、2週間程度でなされます。

しかし、特段争点がないケースであっても、請求の満額を認めてもらえるということはほとんどありません。

貸金業者としても当然できる限り返還額を抑えたいので、低額の提示をしてきます。

先ほど早期返還の場合に金額を妥協することが多いと述べたのはこの部分が影響しており、貸金業者との交渉では早期返還を求めるとこちらに金額面での妥協を求めることが多く、他方で、金額面でこちらが譲らない姿勢を見せると、返還時期をより後ろ倒しにしてくる傾向があります。

また、和解成立から実際の返還までの期間も業者によって異なり、多くは和解から2、3か月後に返還するという内容となるのですが、1年近く先を提示してくる業者もあります。

なお、交渉で折り合いがつかない場合には裁判手続に移ることになります。

一般的に裁判になった方が返還額は増えるものの、やはり返還時期は遅くなる傾向にあります。

4 過払い金の金額と返還時期をご検討ください

以上のとおり、過払い金をいつもらえるかという問いに対する明確な回答は難しいです。

ただ、繰り返し述べているとおり、返還される金額を優先するのか、返還までの早さを優先するのかという選択に直面することが多いので、その点についてどちらを優先するのかを検討しておくとよいかと思います。

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